ケルト十字などで恋愛を占ったとき、いちばん目がいくのが「最終結果」の位置ですよね。ここに悪く見えるカードが出ると、どきっとします。
先に大事なことを言います。最終結果は「決まった未来」ではありません。今の流れがこのまま続いたときに、たどり着きやすいところの目安です。流れは、あなたの行動や気持ちの変化で変わっていきます。
この記事では、恋愛の最終結果の位置に大アルカナ22枚が出たときの読み方を早見表にし、「最終結果だけ悪い」「最終結果だけ良い」ときの考え方をまとめます。カードの意味は、タロットで一般に知られている解釈をもとにしています。

「最終結果」は、ほかのカードの流れがたどり着くところ
最終結果の位置があるスプレッドの代表が、10枚で読むケルト十字です。ライダー版の解説書として知られる A. E. Waite の解説を収めた1918年の本では、10枚目は「What will come(これから来るもの)」とされ、ほかのカードが示す影響によってもたらされる最終的な結果、と説明されています。
同じ本には、10枚目には「ほかのカードから読みとったことをすべて込めるべきだ」とも書かれています。つまり最終結果は、1枚だけを取り出して読むカードではないということです。
| 考え方 | 読み方の例 |
|---|---|
| 今の流れの目安として読む | 「このままいくと、〜になりやすい」 |
| ほかの位置とあわせて読む | 障害(2枚目)や願いと不安(9枚目)を見てから読む |
| 変えられるところを探す | 自分の姿勢(7枚目)の位置から「何を変えればいいか」を見る |
ケルト十字の10枚の位置の意味は、ケルト十字スプレッドのやり方と読み方にまとめています。
恋愛の最終結果、大アルカナ22枚の早見表
恋愛の占いで、最終結果の位置に大アルカナが出たときの、一般的な読み方の目安です。
| カード | 正位置 | 逆位置 |
|---|---|---|
| 愚者 | 型にとらわれない、新しい関係の始まりに向かいやすい | 気持ちが定まらないまま、ふわっとした関係が続きやすい |
| 魔術師 | 自分から動くことで、関係が動き出しやすい | 言葉だけが先に立ち、空回りしやすい |
| 女教皇 | 静かに気持ちが通じ合う関係に向かいやすい | 疑いや不安から、心を閉ざしやすい |
| 女帝 | 愛情に満たされた、あたたかい関係に向かいやすい | 甘えや依存が強くなりやすい |
| 皇帝 | 安定した、頼りあえる関係に向かいやすい | プライドのぶつかり合いが続きやすい |
| 教皇 | 誠実で、周りにも認められる関係に向かいやすい | 価値観のずれが残りやすい |
| 恋人 | 気持ちが通じ合う流れに向かいやすい | すれ違いや、決めきれない状態が続きやすい |
| 戦車 | 勢いよく関係が進みやすい | 焦りから空回りしやすい |
| 力 | 時間をかけて、じっくり関係を育てていきやすい | 気持ちを抑えすぎて、伝えそびれやすい |
| 隠者 | それぞれがひとりで考える時期に入りやすい | 心を閉じて、距離ができやすい |
| 運命の輪 | 流れが変わり、転機が訪れやすい | タイミングが合わない状態が続きやすい |
| 正義 | 対等な関係に落ち着きやすい | どちらかに偏った関係になりやすい |
| 吊るされた男 | 待つ時期が続きやすい。見方を変えるとき | 我慢が続いて、疲れがたまりやすい |
| 死神 | 今の関係に区切りがつき、形が変わりやすい | 未練が残るが、少しずつ立ち直っていきやすい |
| 節制 | 穏やかに、自然体で続いていきやすい | 気持ちのバランスが崩れやすい |
| 悪魔 | 離れがたい、強い結びつきが続きやすい | 執着から離れて、気持ちが軽くなりやすい |
| 塔 | 思いがけない出来事で、状況が大きく変わりやすい | ぎくしゃくした空気のあと、変化が来やすい |
| 星 | 希望が持てる流れに向かいやすい | 理想が高すぎて、自信をなくしやすい |
| 月 | はっきりしない状態が続きやすい | 本心が見えはじめ、誤解がとけやすい |
| 太陽 | 素直に気持ちを伝え合える関係に向かいやすい | 好意はあるが、少し先延ばしになりやすい |
| 審判 | もう一度向き合う、再スタートの流れになりやすい | 過去にこだわって、踏み出せないままになりやすい |
| 世界 | 関係がひとつの形にまとまりやすい | あと一歩のところで止まりやすい |
どの行も「〜しやすい」と書いているのは、最終結果が決まった未来ではなく、流れの目安だからです。カードの基本の意味は大アルカナ22枚の意味一覧にまとめています。

「最終結果だけ悪い」ときの考え方
ほかの位置は悪くないのに、最終結果だけ死神や塔、恋人の逆位置などが出ることがあります。そんなときは、次の順番で見直してみてください。
- 2枚目(障害)を見る:最終結果を悪くしている原因は、たいてい障害の位置に出ています
- 7枚目(自分の姿勢)と9枚目(願いと不安)を見る:不安が強いと、行動がその不安に引っぱられて、流れが悪いほうへ進みやすくなります
- 「このままいくと」の「このまま」を変える:障害や不安のうち、自分で変えられるものを1つ選ぶ
最終結果が悪く見えるのは、「今のやり方のままだと、こうなりやすい」というサインです。やり方を変えるためのヒントとして使ってください。
レンのひとこと:悪いカードが出た日は、「どうしよう」より「何を変えよう」を考える日。答えは、たいてい2枚目にありますよ。
「最終結果だけ良い」ときの考え方
反対に、ほかの位置は不安なのに、最終結果だけ太陽や世界などが出ることもあります。うれしいですが、ここでも読み方は同じです。
- ほかの位置に出ている障害や不安が、まだ残っていないかを確かめる
- 良い流れに向かうために、自分が続けたいことを1つ決める
- 「良いカードが出たから大丈夫」と、相手の気持ちやペースを置き去りにしない
良い最終結果も、決まった未来ではありません。今の流れを大事にするための励ましとして受けとめてください。
最終結果は「いつ」のこと?
最終結果がいつごろのことを表すかは、占う前に決めておくのがおすすめです。「3か月後の二人の関係は?」のように期間を入れて質問すると、最終結果も「3か月後の目安」として読めます。
期間を決めずに占った場合は、「今の流れが続いた先」くらいの、ゆるやかな目安として受けとめましょう。
最終結果が気になって、何度も引き直したくなったら
最終結果が気に入らないと、引き直したくなります。でも、同じ質問を何度も占うと、欲しい答えが出るまで続けてしまいがちです。
Waite の解説を収めた本には、10枚目があいまいで結論が出ないとき、10枚目を中心にしてもう一度並べる方法も書かれています。ただ、この記事では、最終結果は一度受けとめて、どうしても気になるときは日を改めて、質問を変えて占うことをおすすめします。
占いは、未来を決めるものではなく、気持ちを整理するための道具です。カードの結果で自分を責めたり、焦って大きな決断をしたりしないでくださいね。

よくある質問
最終結果に死神が出たら、別れるということ?
そうとは限りません。死神は、実際の終わりではなく「区切り」「形が変わる」カードとして読むのが一般的です。今の関係のあり方が変わるタイミング、と受けとめてみてください。
最終結果だけ悪いのは、どういう意味?
「今のやり方のままだと、こうなりやすい」という流れの目安です。障害の位置や、自分の姿勢・願いと不安の位置を見て、変えられるところを探してみてください。
最終結果は当たる?
最終結果は、決まった未来を言い当てるものではありません。今の流れの目安として受けとめ、自分がどうしたいかを考えるきっかけにしてください。
情報源
- L. W. De Laurence『The Illustrated Key to the Tarot: The Veil of Divination』(1918年。ライダー版の解説書として知られる A. E. Waite の解説をそのまま収めた版。Project Gutenberg 収録、第3部 Section 7「An Ancient Celtic Method of Divination」)https://www.gutenberg.org/ebooks/43548(2026年9月30日に閲覧)
※この記事のカードの読み方は、上の資料と、現在タロットで一般に使われている解釈をもとに、当サイト編集部がまとめたものです。
