別れた彼と、もう一度。そう思ってタロットを引く夜、ありますよね。
先に大事なことを言います。タロットのカードは「必ず復縁できる」「もう無理」を決めるものではありません。カードが示すのは、今の二人の気持ちの状態と、このまま進んだときの流れの目安です。
この記事では、復縁を占うときに「復縁を表しやすい」と読まれるカード、復縁の位置に出た大アルカナ22枚の読み方、怖く見えるカードが出たときの受け取り方をまとめます。カードの意味は、タロットで一般に知られている解釈をもとにしています。

復縁の占いは「今の二人の流れ」を読むもの
復縁を占うとき、つい「戻れる?戻れない?」の答えだけを見たくなります。でも、1枚のカードで結論を出すと、そのカードにふりまわされてしまいます。
おすすめは、次の3つに分けて読むことです。
- 彼の今の気持ち:別れた今、彼の心はどんな状態か
- 二人のあいだにあるもの:すれ違いの原因や、今の距離感
- これからの流れ:今のまま進んだときの目安と、あなたにできること
3枚に分けて読むと、「今は難しそう」なカードが出ても、どこを変えればいいかが見えてきます。
復縁を表しやすいと読まれるカード
タロットでは、次のカードが「再会」「やり直し」「過去とのつながり」を表すカードとしてよく読まれます。
| カード | 復縁で読まれやすい意味 |
|---|---|
| 審判 | 復活・再生。止まっていた関係がもう一度動き出す |
| 運命の輪 | 巡り合わせ・転機。流れが変わり、再会のきっかけが来る |
| カップの6 | 過去の思い出・なつかしさ。昔の関係を思い出している |
| カップの2 | 気持ちが通じ合う・結びつき。対等に向き合える関係 |
| 恋人 | 惹かれ合う気持ち。お互いの気持ちがまだ残っている |
| 星 | 希望。すぐではなくても、明るい見通しが持てる |
100年以上前のタロットの解説書でも、カップの6は「過去と思い出のカード」、カップの2は「愛・友情・結びつき」と説明されています。
ただし、これらのカードが出たからといって、必ず復縁できるわけではありません。「今は流れがある」「気持ちが残っている」という読み方にとどめてください。
大アルカナ22枚、復縁の位置に出たときの読み方
「これからの流れ」や「復縁の可能性」の位置に大アルカナが出たときの、一般的な読み方の目安です。
| カード | 正位置 | 逆位置 |
|---|---|---|
| 愚者 | 気軽な再会、友達のような関係から再スタート | 気持ちが定まらず、ふわっとしたまま |
| 魔術師 | あなたからのきっかけで動き出す | 言葉だけが先に立ち、空回りしやすい |
| 女教皇 | 静かに思っている、表には出さない | 心を閉ざしている、疑いが強い |
| 女帝 | あたたかい気持ちが残っている | 甘えや依存が、距離の原因になっている |
| 皇帝 | 彼が責任を持って向き合おうとする | プライドがじゃまをしている |
| 教皇 | 誠実な話し合いで、関係を立て直す流れ | 価値観のずれが残っている |
| 恋人 | 気持ちがまだ通じている | 気持ちのすれ違い、決めきれない |
| 戦車 | 勢いよく動き出す流れ | 焦ると空回り、急がないほうがいい |
| 力 | 時間をかけて、じっくり向き合う | 気持ちを抑えすぎて、伝えられない |
| 隠者 | 彼はひとりで考えている時期 | 心を閉じて、ひとりで抱えこんでいる |
| 運命の輪 | 流れが変わる、再会のきっかけ | タイミングが合わない、今は待つ |
| 正義 | 対等に向き合い、冷静に話せる | どちらかに偏った関係のまま |
| 吊るされた男 | 今は待つ時期、見方を変えるとき | 我慢が続いて、疲れている |
| 死神 | 前の関係はいったん区切り、形を変えて新しく | 未練が残っている、少しずつ立ち直る |
| 節制 | 穏やかに、自然に距離が縮まる | 気持ちのバランスが崩れている |
| 悪魔 | 強く惹かれて離れられない気持ち | 執着から離れて、気持ちが軽くなる |
| 塔 | 思いがけない出来事で、状況ががらっと変わる | ぎくしゃくした空気、変化の前ぶれ |
| 星 | 希望が持てる、明るい見通し | 理想が高すぎる、自信をなくしている |
| 月 | 彼の本心が見えにくい、不安な時期 | 本心が見えはじめる、誤解がとける |
| 太陽 | 素直に話せる、明るい関係に戻る流れ | 少し気持ちが曇っている、先延ばし |
| 審判 | 再会・復縁の象徴として読まれる | 過去にこだわって、踏み出せない |
| 世界 | 関係がひとつの形にまとまる | あと一歩のところで止まっている |
それぞれのカードの基本の意味は、大アルカナ22枚の意味一覧にまとめています。

死神・塔が出ても「終わり」と決めなくていい
復縁の占いで死神や塔が出ると、どきっとしますよね。でも、どちらも「もう終わり」と決めるカードではありません。
死神は「前の形の区切り」
死神は、ひとつのことが終わって次が始まる「区切り」のカードとして読むのが一般的です。復縁なら、前と同じ関係に戻るのではなく、形を変えて新しく始まるという読み方もできます。
塔は「思いがけない変化」
塔は、予想していなかった出来事で状況が変わることを表します。気持ちを落ち着けて、今の自分にできることを考えるきっかけとして受け取ってください。
どのカードが出ても、それで未来が決まるわけではありません。「縁を切らないといけない」「お祓いが必要」のように、カードを理由に大きな決断やお金の支払いを急ぐ必要もありません。
占いをきっかけに高額な支払いを求められて困ったときは、消費者ホットライン「188(いやや!)」で最寄りの消費生活センターに相談できます。
「彼の今の気持ち」を読むときのコツ
復縁でいちばん知りたいのは、彼の気持ちですよね。カードで彼の気持ちを読むときは、次のことを意識すると、落ち着いて読めます。
- 逆位置は「気持ちがない」ではない:気持ちが外に出ていない、迷っている、と読む
- カップのカードは気持ちのサイン:小アルカナのカップは、心や愛情を表すスートとして読まれる
- ソードのカードは考えごと:頭で考えている、言葉にできずにいる状態として読まれる
レンのひとこと:男目線で言うと、別れた相手のことは、ふとした瞬間に思い出すもの。でも、思い出すことと、今すぐ戻りたいことは別です。カードは「今の彼の心の天気」くらいで読んでみて。
復縁を占うときに気をつけたいこと
復縁の占いは、気持ちが揺れているときほど、何度も引きたくなります。自分を守るために、次のことを決めておきましょう。
- 同じ質問は、日を改めてから:何度も引き直すと、欲しい答えが出るまで続けてしまう
- カードを理由に、連絡を増やしすぎない:「いいカードが出たから」と何度も連絡すると、彼の気持ちを置き去りにしてしまう
- 彼の気持ちと意思を大事にする:カードの答えより、実際の彼の言葉や行動が大切
占いは、あなたの気持ちを整理するための道具です。カードの結果を、自分を責める材料にしないでくださいね。

よくある質問
復縁を占うなら、どのスプレッドがいい?
はじめてなら、「彼の今の気持ち」「二人のあいだにあるもの」「これからの流れ」の3枚で読むのがおすすめです。1枚だけで気持ちを確かめたいときは、ワンオラクル(1枚引き)も使えます。
審判や運命の輪が出たら、復縁できる?
どちらも再会や転機を表すカードとして読まれますが、それで復縁が決まるわけではありません。「今は流れがある」という目安として受け取ってください。
悪いカードが続けて出たら、あきらめたほうがいい?
カードだけで決める必要はありません。悪く見えるカードは「今は立ち止まる時期」「見直したいところがある」というヒントとして読めます。どうするかは、あなたの気持ちと、彼の実際の言葉や行動を大事にして決めてください。
情報源
- L. W. De Laurence『The Illustrated Key to the Tarot: The Veil of Divination』(1918年。ライダー版の解説書として知られる A. E. Waite の解説をそのまま収めた版。Project Gutenberg 収録、第3部 Section 2「The Lesser Arcana」CUPS の各カード、Section 3「The Greater Arcana and their Divinatory Meanings」)https://www.gutenberg.org/ebooks/43548(2026年9月30日に閲覧)
※この記事のカードの読み方は、上の資料に載っている伝統的な意味と、現在タロットで一般に使われている解釈をもとに、当サイト編集部がまとめたものです。
