そろそろ恋がしたい。でも、どこで誰と出会えるのか分からない。そんなとき、タロットで出会いを占ってみたくなりますよね。
先に大事なことを言います。タロットは「◯月に、◯◯で出会える」を当てるものではありません。カードが示すのは、出会いに向けた今の流れの目安と、あなたが動きやすい方向のヒントです。
この記事では、出会いを占うスプレッド、時期と「どこで出会う?」の読み方、出会いを表しやすいカード、アドバイスの位置の読み方をまとめます。カードの意味は、タロットで一般に知られている解釈をもとにしています。

出会いをタロットで占うときの考え方
出会いの占いは、ほかの恋愛の占いとちがって、まだ相手がいません。だからこそ、カードを「未来の相手を言い当てるもの」として読むと、結果にふりまわされやすくなります。
おすすめは、次の3つを読むことです。
- 今のあなたの状態:恋に向かう気持ちの準備は整っているか
- 出会いの流れ:新しい縁が動きやすい時期か、準備の時期か
- あなたにできること:出会いに近づくために、何を意識するとよさそうか
出会いは、あなたの行動や環境で変わっていくものです。カードは「どう動くと、出会いに近づきやすいか」を考える材料として使うと、占いがぐっと役に立ちます。
出会いを占うスプレッド
出会いを占うときは、次の5枚の並べ方が使いやすいです。位置の意味は、引く前に決めておきましょう。
| 位置 | 意味(出会い用の一例) |
|---|---|
| 1 | 今のあなたの恋愛の状態 |
| 2 | 出会いをじゃましているもの |
| 3 | 出会いの流れ・時期の目安 |
| 4 | 出会いの場のヒント |
| 5 | あなたにできること(アドバイス) |
もっと手軽に見たいときは、「1枚目=今のあなた、2枚目=出会いの流れ、3枚目=アドバイス」の3枚でもかまいません。やり方はスリーカードのやり方と読み方、ほかの並べ方はタロットのスプレッドの種類にまとめています。
2の「じゃましているもの」に慎重なカードが出ても、あなたに問題があるという意味ではありません。「ここを少し変えると動きやすい」というヒントとして読んでください。

出会いの時期の読み方(目安として)
「いつ出会える?」は、出会いの占いでいちばん知りたいことかもしれません。タロットには、カードの数字やスートで時期の目安を読むやり方もあります。ただし、読み方は本や占い師によってちがい、日にちまで当てるものではありません。
数字で読む目安
小アルカナの数字には、それぞれ意味があります。時期の位置に出た数札は、次のように「流れの段階」として読めます。
- エース:始まり・そのスートの力の種。新しい流れが芽を出す段階
- 4:安定・ひと休み。今は落ち着いて、準備を整える段階
- 7:見直し・迷い・工夫。やり方を見直すと動きやすい段階
- 8:動き・変化の加速。流れが動きやすい段階
カードの動きで読む目安
ワンドの8(急展開・スピード)や運命の輪(流れが変わる、再会や急接近)は、動きやすい流れの目安として読まれます。吊るされた男(待つ時期、相手を思って尽くす)や隠者(距離を置いて考える時期、慎重な気持ち)は、今は準備の時期という目安です。
スートを季節に当てはめる読み方もありますが、決まった対応はなく、本によってちがいます。時期のカードは「近いうちに動きやすいか、じっくり準備する時期か」くらいで受け取ってください。
「どこで出会う?」の読み方
「出会いの場のヒント」の位置に出たカードは、スートを見ると方向がつかみやすくなります。次は、スートのテーマから場所を連想する一般的な読み方です。
| スート | テーマ | 出会いの場として読まれやすい方向 |
|---|---|---|
| ワンド | 情熱・行動・やる気 | 趣味や習いごと、体を動かす場など、あなたが夢中になれる活動の場 |
| カップ | 感情・愛情・心のつながり | 友達の紹介や、気の合う人が集まる場など、心がくつろげる場 |
| ソード | 思考・言葉・決断 | 学びの場や、言葉のやりとりから始まる出会い |
| ペンタクル | 現実・お金・安定 | 職場や日々の生活圏など、ふだんの暮らしの中 |
大アルカナが出たら、そのカードの人間関係の読み方がヒントになります。
- 愚者:気負わない、自然体のつき合い。新しい輪への参加
- 魔術師:話がうまく伝わり、人をまとめやすい。新しいつながりが生まれやすい
- 教皇:相談にのったり、のってもらったりできる、信頼できるつながり
- 運命の輪:久しぶりの人とつながり直す、縁が巡ってくる
- 太陽:裏表のない、明るいつき合い。周りに人が集まりやすい
どれも「ここに行けば出会える」という答えではありません。「この方向に気持ちを向けてみると、動きやすいかも」くらいの目安として読んでください。
出会いを表しやすいカード
出会いの占いで、「新しい恋の始まり」を表しやすいと読まれるカードです。どれも一般的な解釈で、出たら出会えると決まるわけではありません。
| カード | 正位置 | 逆位置 |
|---|---|---|
| 愚者 | 新しい出会い、型にとらわれない関係 | 気持ちが定まらない、ふわっとした関係 |
| 魔術師 | 関係が動き出す、きっかけを作れる | 言葉だけが先に立つ、きっかけがつかめない |
| 運命の輪 | 流れが変わる、再会や急接近 | タイミングが合わない、すれ違い |
| 恋人 | 惹かれ合う、気持ちが通じる | 気持ちのすれ違い、決めきれない |
| 星 | 希望が持てる、憧れの気持ち | 理想が高すぎる、自信をなくしている |
| カップのエース | 愛の始まり・満たされる | 気持ちが満たされない・感情の乱れ |
| カップのナイト | 誘い・ロマンス | 口先だけ・誘惑 |
| ワンドのエース | 始まり・情熱・やる気 | 空回り・やる気が出ない |
100年以上前のタロットの解説書でも、カップのナイトは「到着、近づいてくること」や、誘いを表すカードとして説明されています。
出会う相手の人物像を読みたいときは、コートカード(ペイジ・ナイト・クイーン・キング)がヒントになります。小アルカナ56枚の意味一覧で、それぞれの人物像を確かめてみてください。
レンのひとこと:男目線で言うと、自然体で楽しそうにしている人には、つい話しかけたくなります。愚者や太陽が出たら、「出会いを探す」より「自分が楽しめる場所に行く」くらいの気持ちでいい、と読めます。
出会いに向けたアドバイスの位置の読み方
出会いの占いでいちばん役に立つのは、アドバイスの位置です。ここに大アルカナが出たときの読み方の目安をまとめます。
| カード | 正位置 | 逆位置 |
|---|---|---|
| 愚者 | 完ぺきな準備を待たずに、小さく始めてみる | 勢いで決める前に、ひと呼吸。大事なことだけ確かめる |
| 魔術師 | 今あるもので、自分からひとつ動いてみる | 大きく言う前に、できることを1つにしぼって確かめる |
| 女教皇 | 急いで答えを出さず、自分の直感が落ち着くまで待つ | ひとりで考えこまず、気持ちを信頼できる人に話してみる |
| 女帝 | 自分を満たすことを大事にして、やさしさを自然に分ける | 与えすぎ・求めすぎをひと休みして、自分の足で立つ |
| 皇帝 | 自分で決めて、責任を持って動く。計画を立ててから進む | ひとりで決めこまず、相手の考えを聞いてから動く |
| 教皇 | 信頼できる人に相談し、誠実な態度を大事にする | 「こうあるべき」をいったん置いて、自分の気持ちを確かめる |
| 恋人 | 損得より、心が動くほうを素直に選んでみる | 決める前に、自分が本当に大事にしたいものを書き出してみる |
| 戦車 | 目標をひとつに決めて、迷わず動いてみる | 急がず、ひと呼吸。進む向きをもう一度確かめる |
| 力 | あせらず、やさしい言葉で気持ちを伝えてみる | がまんしすぎない。小さな本音から伝えてみる |
| 隠者 | 予定を少し減らして、自分の本音と向き合う | ひとりで決めこまず、信頼できる人に話してみる |
| 運命の輪 | 巡ってきたチャンスには、迷いすぎずに乗ってみる | 無理に動かさず、流れが変わるときを待つ。そのあいだに準備をしておく |
| 正義 | 感情だけで決めず、事実と気持ちを分けて考える | 損得や周りの目より、自分がどうしたいかを確かめる |
| 吊るされた男 | 焦って動かず、見る角度を変えてみる | 我慢しすぎず、自分の気持ちも言葉にする |
| 死神 | もう合わなくなったものを、思いきって手放してみる | 一気に変えようとせず、できるところから少しずつ始め直す |
| 節制 | 急がず、今のペースを大事にする。ほどよい距離を保つ | がんばりすぎていることを1つ減らして、バランスを整える |
| 悪魔 | 「やめられないこと」をひとつ書き出して、距離のとり方を考える | 手放したあとの軽さを大事に、新しい習慣を小さく始める |
| 塔 | 元どおりにこだわらず、変化に合わせて形を組みかえる | 違和感を放っておかず、小さいうちに言葉にする |
| 星 | 叶えたいことを言葉にして、小さな一歩を始める | 理想を少し近くに置き直し、今日できることから始める |
| 月 | 想像で決めつけず、確かめられることから確かめる | 見えてきたことを、落ち着いて言葉にして伝える |
| 太陽 | かくさず、素直な気持ちを言葉にしてみる | 無理に明るくしなくていい。まず自分の元気を取り戻す |
| 審判 | 心の中の「もう一度」という声に、耳をかたむけてみる | 過去とくらべるのをやめて、今の気持ちで決める |
| 世界 | ここまでの積み重ねを信じて、区切りをつける | 残っている「あとひとつ」を片づけてから次へ進む |
死神・悪魔・塔がアドバイスの位置に出ても、出会いがないという意味ではありません。今のやり方を見直すヒントとして読んでください。カードの基本の意味は大アルカナ22枚の意味一覧、たとえば恋人のカードはタロット「恋人」の意味にまとめています。

よくある質問
出会いがないと出たら、恋愛はできない?
カードだけで決める必要はありません。慎重なカードは「今は準備の時期」「見直したいところがある」というヒントとして読めます。出会いは、あなたの行動や環境で変わっていくものです。
出会いの時期は、何か月先まで占える?
決まりはありませんが、先の時期ほど目安がぼやけやすくなります。はじめは「この3か月の流れ」のように区切って占い、時期がたったら日を改めて占い直すのがおすすめです。
出会う相手がどんな人か、占える?
コートカードや大アルカナの人物像から、相手のイメージを読むやり方があります。ただし、特定の誰かを言い当てるものではないので、「こんな人と気が合いそう」くらいの目安として受け取ってください。
同じ質問で、何度も占ってもいい?
占ってもかまいませんが、1日に何度も引き直すのはおすすめしません。欲しい答えが出るまで続けてしまうからです。日を改めて、「今週のわたしへのアドバイス」のように質問を変えてみてください。
情報源
- L. W. De Laurence『The Illustrated Key to the Tarot: The Veil of Divination』(1918年。ライダー版の解説書として知られる A. E. Waite の解説をそのまま収めた版。Project Gutenberg 収録、第3部 Section 2「The Lesser Arcana」CUPS の各カード)https://www.gutenberg.org/ebooks/43548(2026年9月30日に閲覧)
※スプレッドの並べ方・カードの読み方は、上の資料に載っている伝統的な意味と、タロットで一般に使われている方法と解釈をもとに、当サイト編集部がまとめたものです。
