いつ付き合えるのかな。いつ連絡が来るのかな。恋をしていると、「いつ」がいちばん気になる日がありますよね。
先に大事なことを言います。タロットは「◯月◯日に◯◯が起きる」を言い当てるものではありません。カードで読めるのは、流れが早く動きそうか、ゆっくり育つ時期か、という目安です。
この記事では、タロットで時期を読むいくつかのやり方、大アルカナで時期を読むときの早見表、時期を占うスプレッド、「いつ?」の質問の立て方をまとめます。結婚・出会い・連絡の記事で紹介している時期の読み方も、この記事の考え方がもとになっています。カードの意味は、タロットで一般に知られている解釈をもとにしています。

タロットで時期は占える?(目安として読むもの)
タロットで時期を占うことはできます。ただし、出てくるのは「近いうちに動きやすい」「今はじっくり育てる時期」といった流れの目安です。相手の気持ちや予定、仕事の都合など、カードの外にある事情で、実際の時期は変わっていきます。
そこで大事になるのが、占う期間を先に決めておくことです。100年以上前のタロットの解説書にも、「ある期間のうちに何が起こるかを知りたいなら、その期間をカードを切る前にはっきり決めておく」と書かれています。「この1か月」「この3か月」のように区切ってから引くと、結果を読みやすくなります。
先の時期ほど、目安はぼやけやすくなります。はじめは3か月くらいまでに区切って占い、時期がたったら日を改めて占い直すのがおすすめです。
時期を読むいくつかのやり方(流派でちがいます)
時期の読み方は、本や占い手によってちがいます。どれが正しいというものではないので、使いやすいやり方を1つ選び、引く前に決めておきましょう。よく紹介されるやり方を並べると、次のようになります。
| やり方 | 見るところ | 気をつけたいこと |
|---|---|---|
| 流れの早さで読む | カードの勢い。動きのあるカードか、待つことを表すカードか | 日付は出ない。「早め・ゆっくり」の目安として読む |
| 数字で読む | 小アルカナの数字。日・週・月の数に当てるやり方と、数字の意味を「段階」として読むやり方がある | どの単位に当てるかは流派でちがう |
| スートで読む | ワンド・カップ・ソード・ペンタクルを季節や、日・週・月などの単位に当てる | 決まった対応はなく、本によって組み合わせがちがう |
| 位置で読む | スプレッドの位置を「1か月目・2か月目・3か月目」のように決めておく | 期間と位置の意味は、引く前に決めておく |
数字を「段階」として読む
はじめての人には、数字を日数に当てるより、数字の意味を流れの段階として読むやり方がおすすめです。小アルカナの数字は、次のように読まれます。
- エース:始まり・そのスートの力の種。新しい流れが芽を出す段階
- 4:安定・ひと休み。いったん落ち着く段階
- 7:見直し・迷い・工夫。やり方を見直すと動きやすい段階
- 8:動き・変化の加速。流れが動きやすい段階
- 10:完成・区切り・次の段階へ。ひと区切りを迎える段階
スートを季節に当てるやり方を使う場合も、対応は本によってちがいます。結果は「このころ動きが出るかもしれない」くらいに受けとめてください。
大アルカナで時期を読むとき
大アルカナには数字の単位がないので、カードの性質から流れの早さを読むのが一般的です。次の表は、この記事での分け方の一例です。右の列は、恋愛の「これからの流れ」の位置に正位置で出たときの読み方です。
| カード | 時期の目安 | 「これからの流れ」での読み方(正位置) |
|---|---|---|
| 魔術師 | 動きが出やすい | 自分から動くことで、関係が動き出しやすい |
| 戦車 | 動きが出やすい | 勢いよく関係が進みやすい |
| 運命の輪 | 動きが出やすい | 流れが変わり、転機が訪れやすい |
| 塔 | 急に変わりやすい | 思いがけない出来事で、状況が大きく変わりやすい |
| 力 | じっくり進む | 時間をかけて、じっくり関係を育てていきやすい |
| 節制 | じっくり進む | 穏やかに、自然体で続いていきやすい |
| 女教皇 | じっくり進む | 静かに気持ちが通じ合う関係に向かいやすい |
| 吊るされた男 | 待つ・準備 | 待つ時期が続きやすい。見方を変えるとき |
| 隠者 | 待つ・準備 | それぞれがひとりで考える時期に入りやすい |
| 月 | はっきりしない | はっきりしない状態が続きやすい |
| 世界 | ひと区切り | 関係がひとつの形にまとまりやすい |
逆位置は、同じカードの流れが「少し遅れやすい」「足止めされやすい」と読むやり方もあります。たとえば運命の輪の逆位置は「タイミングが合わない状態が続きやすい」と読まれます。遅れは「来ない」という意味ではありません。
小アルカナでは、ワンドの8(急展開・スピード)が動きの早いカードの代表です。古い解説書でも、ワンドの8は「示すものはすぐそこ、もう戸口まで来ているかもしれない」と説明されています。反対に、ペンタクルの7(成長を待つ・見直し)やソードの4(休息・回復)は、ゆっくり育てる時期の目安として読まれます。22枚の基本の意味は大アルカナ22枚の意味一覧にまとめています。

時期を占うスプレッド
時期を見たいときは、次の5枚の並べ方が使いやすいです。位置の意味は、この記事で提案している一例です。引く前に、期間と位置を決めておきましょう。
| 位置 | 意味(時期用の一例) | 読むときのポイント |
|---|---|---|
| 1 | 今の状況 | 今の二人、または今のあなたの状態 |
| 2 | 1か月目の流れ | 動きのあるカードか、待つカードか |
| 3 | 2か月目の流れ | 2と比べて、流れが早まるか、落ち着くか |
| 4 | 3か月目の流れ | ひと区切りのカードが出るかどうか |
| 5 | あなたにできること(アドバイス) | その期間に、何を大事にするとよさそうか |
2〜4のうち、動きのあるカードが出た位置を「動きが出やすい時期の目安」として読みます。全部が待つカードなら、「この3か月はじっくり育てる時期」という読み方になります。
もっと手軽に見たいときは、「今・近い先・その先」の3枚で読むスリーカードも使えます。ほかの並べ方はスプレッドの種類にまとめています。
「いつ付き合える?」「いつ連絡が来る?」を占うときの質問の立て方
「いつ付き合える?」とそのまま聞くと、答えが日付の形をとれず、読み方に迷いやすくなります。期間と、あなたにできることを質問に入れてみてください。
- ×「いつ付き合える?」→ ○「この3か月、二人の関係はどんな流れになりやすい?」
- ×「いつ連絡が来る?」→ ○「この1か月、やりとりは動きやすい?それとも待つ時期?」
- ×「いつ会える?」→ ○「会う約束に向けて、今の私が大事にしたいことは?」
- ×「いつ結婚できる?」→ ○「結婚について話すために、この半年で大事にしたいことは?」
テーマ別の読み方は、それぞれの記事にまとめています。連絡の時期はタロットで「連絡くるか」を占うやり方、出会いの時期はタロットで出会いを占うやり方、結婚の時期はタロットで結婚を占う方法、片思いのこれからはタロットで片思いを占う方法をどうぞ。
時期がはっきりしないカードが出たとき
月(はっきりしない状態が続きやすい)や女教皇(秘めた思い)、ソードの2(迷い・保留)などが出ると、いつ動くのかが読みにくくなります。こうしたカードは、流れがまだ固まっていないことを表すと読まれます。
そんなときは、次のように読み直してみてください。
- 期間を短く区切り直す:「3か月」で読みにくければ、「この2週間」で見てみる
- 質問を「私にできること」に変える:時期より、アドバイスの位置を中心に読む
- 日を改めて占う:同じ質問を続けて引き直すと、どの結果を信じればいいか分からなくなる
同じカードが何度も出るときの考え方は同じカードが何度も出るときにまとめています。

結果との付き合い方(日付を信じて待ちすぎない)
「2か月目に動きやすい」と読めても、その時期まで何もしないで待つ必要はありません。反対に、動きやすいカードが出た時期を過ぎても何も起きなかったからといって、「もう無理」と決める必要もありません。流れは、あなたや相手の動きで少しずつ変わっていきます。
時期を占ったあとは、アドバイスの位置のカードを見て、「その期間に、自分にできること」を1つ決めてみてください。待つカードが出たなら、その時間を自分のために使う。動くカードが出たなら、小さく一歩だけ動いてみる。そのくらいの受けとめ方が、占いを役立てやすくします。
相手に「占いで◯月と出たから」と伝えたり、その時期に合わせて何度も連絡したりするのはおすすめしません。カードより、相手の実際の言葉や行動を大事にしてください。
レンのひとこと:男目線で言うと、恋のペースは、仕事や気持ちの整理のぐあいで人それぞれです。待つカードが出ても、気持ちがないとは限りません。「今は準備の時間」とも読めます。
よくある質問
タロットで何か月先まで占える?
決まりはありませんが、先の時期ほど目安はぼやけやすくなります。はじめは「この3か月」のように区切って占い、時期がたったら日を改めて占い直すのがおすすめです。「何年後」まで見たいときも、今の流れの目安として受けとめてください。
逆位置が出たら、時期は遅れる?
逆位置を「少し遅れやすい」「足止めされやすい」と読むやり方もありますが、「来ない」という意味ではありません。どこで流れが止まりやすいかのヒントとして、アドバイスの位置と合わせて読んでみてください。
時期を占った結果と、実際がちがったら?
時期はもともと目安なので、ずれることはあります。カードの外にある事情で、流れは変わっていくものです。結果がちがったときは、今の状況に合わせて、質問と期間を決め直して占ってみてください。
「いつ」を毎日占ってもいい?
占ってもかまいませんが、同じ質問を何度も引き直すのはおすすめしません。期間を決めて占ったら、その期間の途中では「今日の私へのアドバイス」のように質問を変えると、気持ちが落ち着きやすくなります。カードの意味を見直したいときはタロットカードの意味一覧もどうぞ。
情報源
- L. W. De Laurence『The Illustrated Key to the Tarot: The Veil of Divination』(1918年。ライダー版の解説書として知られる A. E. Waite の解説をそのまま収めた版。Project Gutenberg 収録、第3部 Section 2「The Lesser Arcana」WANDS の各カード、Section 8「An Alternative Method of Reading the Tarot Cards」)https://www.gutenberg.org/ebooks/43548(2026年9月30日に閲覧)
※時期の読み方・スプレッドの並べ方・カードの読み方は、上の資料に載っている伝統的な意味と、タロットで一般に使われている方法と解釈をもとに、当サイト編集部がまとめたものです。
