この人と結婚するのかな。いつか結婚できるのかな。そんな気持ちで、タロットを手に取る夜もありますよね。
先にお伝えしておきます。タロットは「結婚できる・できない」や、結婚する日を決めるものではありません。カードが示すのは、今の二人の関係や気持ちの状態と、このまま進んだときの流れの目安です。
この記事では、結婚を表しやすいカード、結婚を占うスプレッド、結婚時期や結婚相手の読み方をまとめます。カードの意味は、タロットで一般に知られている解釈をもとにしています。

タロットで結婚を占うときの考え方
結婚は、二人の気持ちだけでなく、仕事や暮らし、家族のことなど、たくさんのことが関わる出来事です。1枚のカードで「結婚する・しない」を決めてしまうと、カードにふりまわされてしまいます。
結婚を占うときは、答えを当てにいくより、次の3つを整理するために使うのがおすすめです。
- 今の二人の関係:お互いの気持ちや、関係の安定ぐあい
- 結婚に向けて大事にしたいこと:話し合いたいこと、見直したいこと
- これからの流れの目安:今のまま進んだときの方向と、あなたにできること
結婚を表しやすいと読まれるカード
タロットでは、次のカードが「結婚」「家庭」「関係がひとつの形になる」ことを表しやすいカードとして読まれます。どれも一般的な解釈で、このカードが出たら結婚する、という意味ではありません。
| カード | 正位置のキーワード | 結婚の占いでの読み方 |
|---|---|---|
| 教皇 | 信頼・誠実・伝統 | 誠実な関係、周りにも認められる |
| 恋人 | 惹かれ合う・調和・選択 | 惹かれ合う、気持ちが通じる。二人で同じ道を選ぶ |
| 世界 | 完成・達成・調和 | 関係がひとつの形になる、結婚を連想 |
| 太陽 | 成功・明るさ・素直な気持ち | 素直に好きと言える、明るい関係 |
| 女帝 | 豊かさ・愛情・満たされる | 愛情に満たされる、あたたかい関係 |
| 皇帝 | 安定・責任・リーダーシップ | 頼れる相手、関係が安定する |
| カップの2 | 相思相愛・結びつき | 気持ちが通じ合い、結びつきが深まる |
| カップの10 | 家族の幸せ・安らぎ | 家族としての安らぎ、心が満たされる暮らし |
| ワンドの4 | 安定・祝福・くつろぎ | 祝福される、くつろげる居場所ができる |
| ペンタクルの10 | 繁栄・家族・安定 | 家族や暮らしの土台が安定する |
100年以上前のタロットの解説書でも、教皇の意味の最初に「結婚・結びつき」、太陽に「幸せな結婚」が挙げられています。カップの10は、虹の下で喜ぶ男女が「どう見ても夫婦」と説明され、「人の愛と友情の完成」を表すと書かれています。
小アルカナでは、スートにも目を向けてみてください。ペンタクルは恋愛では「将来の話、生活、結婚など現実的な関係」、カップは「好意、ときめき、気持ちの通じ合い」を表すスートとして読まれます。
結婚を占うスプレッド
結婚について少し深く見たいときは、次の5枚のスプレッドがおすすめです。位置の意味は、この記事で提案している一例です。引く前に、位置の意味を決めておきましょう。
| 位置 | 意味 | 読むときのポイント |
|---|---|---|
| 1 | 今の二人の関係 | 関係の安定ぐあい、お互いの距離感 |
| 2 | あなたの結婚への気持ち | 本当はどうしたいのか、不安に思っていること |
| 3 | 相手の結婚への気持ち | 相手が結婚をどう考えているかの読み方の一つ |
| 4 | 結婚に向けて大事にしたいこと | 話し合いたいこと、見直したいこと |
| 5 | これからの流れの目安 | 今のまま進んだときの方向。時期の目安もここで見る |
もっと手軽に見たいなら、「今の二人・二人のあいだにあるもの・これからの流れ」の3枚で読むスリーカードも使えます。仕事や家族のことまで含めて見たいときは、10枚で読むケルト十字が向いています。ほかの並べ方はスプレッドの種類にまとめています。

結婚時期は「目安」として読む
「結婚時期はいつ?」は、タロットでいちばん知りたいことの一つかもしれません。ただ、タロットで日付や月を言い当てることはできません。時期は、あくまで「流れが早いか、ゆっくりか」の目安として読みます。
流れの早さで読む
「これからの流れ」の位置に、ワンドの8(急展開・スピード)や戦車(勢いよく関係が進みやすい)が出たら、動きが出やすい流れの目安です。吊るされた男(待つ時期が続きやすい)やペンタクルの7(成長を待つ・見直し)なら、今は時間をかけて育てる時期と読めます。
数字やスートで読むやり方もある
小アルカナの数字を「日・週・月の数」に、スートを季節に当てはめて時期を読むやり方も紹介されています。ただし、どのスートをどの季節にするかは、本や占い手によってちがいます。使うなら、引く前に自分のルールを決めておき、結果は「このころ動きが出るかもしれない」くらいに受けとめてください。
数字の意味そのものも手がかりになります。小アルカナの9は「ほぼ完成・ひとつの到達点」、10は「完成・区切り・次の段階へ」を表すので、関係がひと区切りを迎える流れとして読まれます。
結婚相手の特徴は「人物像」のカードで読む
「結婚相手はどんな人?」を占うときは、出たカードを人柄や雰囲気として読みます。職業や外見を言い当てるものではないので、「こんなところを大事にする人かもしれない」くらいで受けとめてください。
| カード | 人物像の読み方 |
|---|---|
| 皇帝 | 責任感が強く、頼れるリーダーのような人。上司や父親のように頼れる立場の人 |
| 教皇 | 誠実で、面倒見のいい人。相談にのってくれる、先生や先輩のような人 |
| 女帝 | 包容力があり、面倒見のいい人。そばにいると安心できる、あたたかい人 |
| 節制 | 穏やかで、人と人のあいだをつなぐのが上手な人。感情の波が少なく、一緒にいて落ち着く人 |
| 太陽 | 明るく、裏表のない人。笑顔が多く、周りを元気にする人 |
小アルカナのコートカード(ペイジ・ナイト・クイーン・キング)も、人物像として読まれます。たとえばキングは恋愛では「頼れる相手、関係をリードする」、クイーンは「やさしく包みこむ、気持ちを受けとめる」人として読むのが一般的です。56枚の意味は小アルカナ56枚の意味一覧にまとめています。
付き合っている彼との結婚を占うとき
彼氏との結婚を占うときは、「彼は結婚する気がある?」だけでなく、「二人で結婚について話すには、何を大事にするといい?」という聞き方もしてみてください。答えがアドバイスの形になるので、次の一歩が見えやすくなります。
「これからの流れ」の位置に大アルカナが出たときの読み方の目安です。恋愛の「最終結果」の読み方と同じ意味で読んでいます。
| カード | 正位置 | 逆位置 |
|---|---|---|
| 愚者 | 型にとらわれない、新しい関係の始まりに向かいやすい | 気持ちが定まらないまま、ふわっとした関係が続きやすい |
| 魔術師 | 自分から動くことで、関係が動き出しやすい | 言葉だけが先に立ち、空回りしやすい |
| 女教皇 | 静かに気持ちが通じ合う関係に向かいやすい | 疑いや不安から、心を閉ざしやすい |
| 女帝 | 愛情に満たされた、あたたかい関係に向かいやすい | 甘えや依存が強くなりやすい |
| 皇帝 | 安定した、頼りあえる関係に向かいやすい | プライドのぶつかり合いが続きやすい |
| 教皇 | 誠実で、周りにも認められる関係に向かいやすい | 価値観のずれが残りやすい |
| 恋人 | 気持ちが通じ合う流れに向かいやすい | すれ違いや、決めきれない状態が続きやすい |
| 戦車 | 勢いよく関係が進みやすい | 焦りから空回りしやすい |
| 力 | 時間をかけて、じっくり関係を育てていきやすい | 気持ちを抑えすぎて、伝えそびれやすい |
| 隠者 | それぞれがひとりで考える時期に入りやすい | 心を閉じて、距離ができやすい |
| 運命の輪 | 流れが変わり、転機が訪れやすい | タイミングが合わない状態が続きやすい |
| 正義 | 対等な関係に落ち着きやすい | どちらかに偏った関係になりやすい |
| 吊るされた男 | 待つ時期が続きやすい。見方を変えるとき | 我慢が続いて、疲れがたまりやすい |
| 死神 | 今の関係に区切りがつき、形が変わりやすい | 未練が残るが、少しずつ立ち直っていきやすい |
| 節制 | 穏やかに、自然体で続いていきやすい | 気持ちのバランスが崩れやすい |
| 悪魔 | 離れがたい、強い結びつきが続きやすい | 執着から離れて、気持ちが軽くなりやすい |
| 塔 | 思いがけない出来事で、状況が大きく変わりやすい | ぎくしゃくした空気のあと、変化が来やすい |
| 星 | 希望が持てる流れに向かいやすい | 理想が高すぎて、自信をなくしやすい |
| 月 | はっきりしない状態が続きやすい | 本心が見えはじめ、誤解がとけやすい |
| 太陽 | 素直に気持ちを伝え合える関係に向かいやすい | 好意はあるが、少し先延ばしになりやすい |
| 審判 | もう一度向き合う、再スタートの流れになりやすい | 過去にこだわって、踏み出せないままになりやすい |
| 世界 | 関係がひとつの形にまとまりやすい | あと一歩のところで止まりやすい |
彼の気持ちを読みたいときはタロットで相手の気持ちを占う方法、別れた相手とのことなら復縁を占うときのカードの意味も参考にしてください。
レンのひとこと:男目線で言うと、結婚を考えていても、仕事や暮らしのことが片づくまで言葉にしない人もいます。世界が逆位置で出ても、気持ちがないとは限りません。「あと一歩の準備をしている途中」とも読めます。
塔・死神などが出ても、怖がらなくていい
結婚を占って、塔や死神、悪魔が出ると、どきっとしますよね。でも、どれも「結婚できない」と決めるカードではありません。
死神は「関係の形が変わる」区切り
死神は、恋愛では「関係の区切り、形を変えて新しくなる」カードとして読まれます。結婚を占う場面なら、恋人どうしという今の形が、次の形に変わっていくという読み方もできます。
塔は「思いがけない変化」
塔は「急な展開、思っていたのと違う出来事」を表します。予定の変更や、考えていなかった話が出てくることもある、という目安です。アドバイスとしては「元どおりにこだわらず、変化に合わせて形を組みかえる」と読まれます。
悪魔は「離れがたい結びつき」
悪魔は「強く惹かれて離れられない、執着」を表します。相手に合わせすぎていないか、自分の気持ちを確かめるきっかけにしてみてください。
イエスノーで見ると、死神・悪魔・塔はNO寄りの目安になります。悪いことが起きるという意味ではなく、今のやり方を見直すヒントとして読まれます。カードを理由に、別れや大きな決断を急ぐ必要はありません。
婚活中に占うとき
ひとことで言うと、婚活中は「いつ結婚できるか」より、「どんな関係を築きたいか」「今どこに力を入れるか」を整理するためにカードを使うと役立ちます。
婚活をしていると、たくさんの人と会ったり、プロフィールを見比べたりするうちに、自分が何を大事にしたいのか分からなくなることがあります。そんなときのタロットは、相手を選んでもらう道具ではなく、自分の気持ちを確かめる道具として使うのがおすすめです。
婚活中は、たとえば次のような聞き方をしてみてください。
- 結婚相手と、いちばん分かち合いたいことは?
- 今の婚活のやり方で、見直すといいところは?
- 次に会う人と、どんな気持ちで向き合うといい?
出たカードは、上の「結婚相手の特徴」と同じように人柄や雰囲気として読むと、自分が求めているものが見えやすくなります。ペンタクルが多ければ暮らしや将来の現実的なこと、カップが多ければ気持ちの通じ合いを大事にしたい時期、という読み方もできます。
カードの結果だけで、会うか会わないか、続けるかやめるかを決める必要はありません。相手の言葉や態度、話していて安心できるかどうかのほうが、確かな手がかりです。アプリで知り合った人のことを占うならマッチングアプリの彼をタロットで占う方法、新しい出会いの時期や場所を見たいときはタロットで出会いを占うやり方も参考にしてください。

よくある質問
「結婚できるか」をタロットで占ってもいい?
占ってかまいません。ただ、カードは「できる・できない」を決めるものではなく、今の流れの目安です。「結婚に向けて、今大事にしたいことは?」のように聞くと、答えを行動に生かしやすくなります。
結婚時期は何年後か、タロットで分かる?
何年後、何月と言い当てることはできません。「流れが早いか、ゆっくりか」の目安として読みます。数字やスートで時期を読むやり方もありますが、ルールは本や占い手によってちがうので、引く前に決めておきましょう。
結婚を表すカードが出ないと、結婚できない?
そんなことはありません。結婚を表しやすいカードは一般的な解釈の一つで、ほかのカードにもそれぞれの読み方があります。出たカードが「今どこを大事にするとよさそうか」を読んでみてください。
彼氏との結婚を、毎日占ってもいい?
占ってもかまいませんが、同じ質問を何度も引き直すのはおすすめしません。日を改めて、質問を少し変えて占うと、気持ちの変化が見えやすくなります。カードの意味を見直したいときはタロットカードの意味一覧もどうぞ。
婚活中、人と会う前に毎回占ってもいい?
占ってもかまいません。ただ、カードで相手の良し悪しを決めるのではなく、「どんな気持ちで会いに行くといい?」のように自分のことを聞くと、落ち着いて会いやすくなります。会ったあとの印象は、カードより自分が感じたことを大事にしてください。
情報源
- L. W. De Laurence『The Illustrated Key to the Tarot: The Veil of Divination』(1918年。ライダー版の解説書として知られる A. E. Waite の解説をそのまま収めた版。Project Gutenberg 収録、第3部 Section 2「The Lesser Arcana」CUPS の各カード、Section 3「The Greater Arcana and their Divinatory Meanings」)https://www.gutenberg.org/ebooks/43548(2026年9月30日に閲覧)
※スプレッドの並べ方・カードの読み方は、上の資料に載っている伝統的な意味と、現在タロットで一般に使われている方法と解釈をもとに、当サイト編集部がまとめたものです。
