気になる人や、付き合っている彼と、わたしって合っているのかな。ふとそう思って、タロットで相性を占いたくなる夜がありますよね。
先に大事なことを言います。タロットの相性占いは「相性がいい・悪い」を決めるものではありません。カードが示すのは、今の二人の気持ちがどこで重なっていて、どこですれ違っているか。その読み方の目安です。
この記事では、相性占いのやり方、相性を見るスプレッド、位置ごとの読み方、相性の良さ・すれ違いを表しやすいカードをまとめます。カードの意味は、タロットで一般に知られている解釈をもとにしています。

タロットでわかる相性・わからないこと
相性占いというと、「この人とは合う」「合わない」の答えがほしくなります。でも、タロットで読めることと、読めないことがあります。
| タロットで読みやすいこと | タロットでは決められないこと |
|---|---|
| 今の二人の気持ちの重なり・すれ違い | 生まれつき合う・合わないという答え |
| あなたと相手、それぞれの今の気持ちの状態 | 相手の本当の気持ちの言い当て |
| このまま進んだときの流れの目安 | 付き合える・別れるといった結論 |
| 関係をよくするために、あなたにできること | 相手がこれからどう動くか |
タロットは、引いたそのときの状態を映すものとして読むのが一般的です。だから同じ二人でも、時期がちがえば出るカードも変わります。相性を「決まったもの」ではなく、「今の二人の組み合わせ方」として読むと、結果にふりまわされにくくなります。
相性占いのやり方(準備と質問の決め方)
相性占いは、引く前の準備で読みやすさが大きく変わります。次の順番で進めてみてください。
- 落ち着ける時間と場所を選ぶ:気持ちが波立っているときは、少し時間をおいてから引く
- 相手を1人にしぼる:何人かの相性を一度に見ようとすると、どのカードが誰のことか分からなくなる
- 質問を具体的にする:「相性は?」だけでなく、「今のわたしたちは、どんなところで気が合っている?」のように区切る
- スプレッドと位置の意味を先に決める:引いてから意味を決めると、よいほうに読みたくなる
- 逆位置を使うかどうかも先に決める:使うなら、最後まで同じルールで読む
質問は、「合うか合わないか」より、「どうすればもっと分かり合えるか」の形にすると、アドバイスとして使いやすくなります。たとえば「彼とわたしの価値観で、すれ違いやすいところは?」「今の二人に足りないものは?」といった聞き方です。
タロットを自分で引く流れは、タロットのやり方にまとめています。
相性を見るスプレッド
相性占いでは、「あなた」「相手」「二人の関係」を別々の位置で読める並べ方が使いやすいです。代表的なものを3つ紹介します。
| スプレッド | 枚数 | 向いている相性の質問 |
|---|---|---|
| スリーカード(相性用) | 3枚 | あなた・相手・二人の関係を手早く見たい |
| ダイヤモンドクロス(ひし形の4枚) | 4枚 | 二人の気持ちと、これからの流れまで見たい |
| ヘキサグラム | 7枚 | まわりの状況やアドバイスまで含めて見たい |
スリーカードで見る相性
はじめてなら、3枚で十分です。「1枚目=あなたの気持ち、2枚目=相手の気持ち、3枚目=二人の関係」と決めて引きます。基本のやり方はスリーカードのやり方と読み方で紹介しています。
ダイヤモンドクロスで見る相性
4枚をひし形に並べる並べ方で、ダイヤモンドクロスと呼ばれることがあります。位置の意味は本や占い師によってちがうので、ここでは相性を見るための一例を載せます。
| 位置 | 意味(相性用の一例) |
|---|---|
| 1(上) | あなたの気持ち |
| 2(左) | 相手の気持ち |
| 3(右) | 二人の関係・今の状態 |
| 4(下) | これからの流れの目安 |
ヘキサグラムで見る相性
6枚を六芒星(ろくぼうせい)の形に並べ、中央に1枚を置く7枚のスプレッドです。相性を見るときによく使われ、位置の意味の一例は「1 過去、2 現在、3 近い未来、4 対策・アドバイス、5 周りの状況・相手の気持ち、6 あなたの気持ち、7(中央)最終的な流れの目安」です。5と6を見くらべると、二人の気持ちの重なりが読みやすくなります。
ほかのスプレッドとのちがいはタロットのスプレッドの種類、1つの悩みを10枚で深く見るならケルト十字のやり方を参考にしてください。

位置ごとの読み方(自分・相手・二人の関係・これから)
相性占いで迷いやすいのは、どのカードを「相性の答え」として見るかです。位置ごとに、見るポイントを分けておきましょう。
あなたの気持ちの位置
自分のことなので、いちばん当たっていると感じやすい位置です。ここに迷いや不安を表すカードが出たら、相性より先に、あなたの気持ちの整理が必要というサインとして読めます。
相手の気持ちの位置
相手が今、あなたや二人の関係をどう感じていそうかを読む位置です。逆位置は「気持ちがない」ではなく、気持ちが外に出ていない・迷っている状態として読むのが一般的です。22枚の読み方はタロットで相手の気持ちを占う方法にまとめています。
二人の関係の位置
相性占いの中心になる位置です。あなたと相手の2枚と見くらべて、同じスートが並んでいれば気持ちの向きが近い、ちがうスートなら大事にしているものがちがう、と読むやり方もあります。
これからの位置
今のまま進んだときの流れの目安です。ここに慎重なカードが出ても、関係が終わるという意味ではありません。読み方は恋愛の最終結果の読み方も参考にしてください。
相性の良さ・すれ違いを表しやすいカード
相性占いで、気持ちの重なりやすれ違いを表しやすいと読まれるカードです。どれも一般的な解釈で、出たら相性が決まるというものではありません。
| カード | 相性で読まれやすい意味 |
|---|---|
| 恋人 | 惹かれ合う、気持ちが通じる |
| 節制 | 穏やかに通じ合う、自然体でいられる |
| 太陽 | 素直に好きと言える、明るい関係 |
| カップの2 | 相思相愛・結びつき |
| カップの3 | 祝福・友情 |
| 恋人(逆位置) | 気持ちのすれ違い、決めきれない |
| 節制(逆位置) | 気持ちのバランスが崩れる |
| ワンドの5 | 競争・ぶつかり合い |
| カップの2(逆位置) | すれ違い・気持ちのずれ |
100年以上前のタロットの解説書でも、カップの2は「愛・友情・親しみ・結びつき」と説明され、原文には「affinity(親しみ、引き合う性質)」という言葉も並んでいます。
大アルカナ22枚、「二人の関係」の位置に出たときの早見表
二人の関係の位置に大アルカナが出たときの、一般的な読み方の目安です。
| カード | 正位置 | 逆位置 |
|---|---|---|
| 愚者 | 新しい出会い、型にとらわれない関係 | 気持ちが定まらない、ふわっとした関係 |
| 魔術師 | 関係が動き出す、きっかけを作れる | 言葉だけが先に立つ、きっかけがつかめない |
| 女教皇 | 静かな好意、心の中で大事にしている | 心を閉ざす、疑いが強くなる |
| 女帝 | 愛情に満たされる、あたたかい関係 | 甘えすぎ、相手に寄りかかりすぎる |
| 皇帝 | 頼れる相手、関係が安定する | 強引さ、プライドがぶつかる |
| 教皇 | 誠実な関係、周りにも認められる | 価値観のずれ、決まりごとに縛られる |
| 恋人 | 惹かれ合う、気持ちが通じる | 気持ちのすれ違い、決めきれない |
| 戦車 | 積極的に進む、勢いがある | 焦って空回り、思い通りに進まない |
| 力 | じっくり育てる関係、包みこむ優しさ | 気持ちを抑えすぎる、自信が持てない |
| 隠者 | 距離を置いて考える時期、慎重な気持ち | 心を閉じる、ひとりで抱えこむ |
| 運命の輪 | 流れが変わる、再会や急接近 | タイミングが合わない、すれ違い |
| 正義 | 対等な関係、冷静に向き合う | どちらかに偏る、損得で考えてしまう |
| 吊るされた男 | 待つ時期、相手を思って尽くす | 我慢が続いて疲れている |
| 死神 | 関係の区切り、形を変えて新しくなる | 未練が残る、少しずつ立ち直る |
| 節制 | 穏やかに通じ合う、自然体でいられる | 気持ちのバランスが崩れる |
| 悪魔 | 強く惹かれて離れられない、執着 | 執着から離れる、気持ちが軽くなる |
| 塔 | 急な展開、思っていたのと違う出来事 | ぎくしゃくした空気、変化の前ぶれ |
| 星 | 希望が持てる、憧れの気持ち | 理想が高すぎる、自信をなくしている |
| 月 | 相手の気持ちが見えない、不安 | 本心が見えはじめる、誤解がとける |
| 太陽 | 素直に好きと言える、明るい関係 | 少し気持ちが曇る、先延ばし |
| 審判 | 再会・復縁の象徴として読まれる | 過去にこだわる、踏み出せない |
| 世界 | 関係がひとつの形になる、結婚を連想 | あと一歩で止まっている |
死神・悪魔・塔が出ても、相性が悪いと決めるカードではありません。今のやり方を見直すヒントとして読んでください。それぞれの基本の意味は大アルカナ22枚の意味一覧、小アルカナは小アルカナ56枚の意味一覧にまとめています。
レンのひとこと:男目線で言うと、「合う」と感じる相手でも、忙しい時期はそっけなくなることがあります。すれ違いのカードは、相性が悪いというより「今は歩幅がちがう」くらいのサインと読めます。
出た結果との付き合い方(相性の良し悪しで関係を決めない)
相性占いの結果は、うれしいときも、不安なときもあります。どちらの場合も、カードだけで関係を決めないことが大切です。
- いい結果でも、相手のペースを大事にする:「相性がいいから」と急に距離を詰めたり、連絡を増やしすぎたりしない
- すれ違いのカードは「話し合うヒント」:どこでずれていそうかが分かれば、話すきっかけになる
- カードより、実際の言葉や行動を大事にする:相手が見せてくれている態度のほうが、確かな手がかりです
- 同じ質問は日を改めてから:何度も引き直すと、欲しい答えが出るまで続けてしまう
相性は、二人で少しずつ育てていくものでもあります。カードは「今の二人を、どう組み合わせていくか」を考える材料として使ってくださいね。

よくある質問
相性占いは、相手がいなくても占える?
占えます。相手に知らせずに、あなたが自分でカードを引いてかまいません。ただし、読めるのはあなたから見た「今の二人」の目安です。相手の気持ちを言い当てるものではないので、結果は参考にとどめてください。
相性が悪いカードが出たら、付き合わないほうがいい?
カードだけで決める必要はありません。すれ違いを表すカードは、「ここを話し合うと分かり合いやすい」というヒントとして読めます。どうするかは、あなたの気持ちと、相手の実際の言葉や行動を大事にして決めてください。
友達や家族との相性も、同じやり方で占える?
同じやり方で占えます。恋愛のときと同じく「あなた・相手・二人の関係」の位置を決めて引き、恋愛の読み方にこだわらず、つき合い方のヒントとして読んでみてください。
何枚で占うのがいい?
はじめてなら3枚のスリーカードがおすすめです。慣れてきたら4枚のダイヤモンドクロスや、7枚のヘキサグラムで、これからの流れやアドバイスまで見てみましょう。
情報源
- L. W. De Laurence『The Illustrated Key to the Tarot: The Veil of Divination』(1918年。ライダー版の解説書として知られる A. E. Waite の解説をそのまま収めた版。Project Gutenberg 収録、第3部 Section 2「The Lesser Arcana」CUPS の各カード)https://www.gutenberg.org/ebooks/43548(2026年9月30日に閲覧)
※スプレッドの並べ方・カードの読み方は、上の資料に載っている伝統的な意味と、タロットで一般に使われている方法と解釈をもとに、当サイト編集部がまとめたものです。
